てらこ、禅的に考えるブログ

なんちゃって仏教徒「てらこ」が目にする社会、人、音楽、本などそのほかいろいろとてらこが興味をそそったモノゴトについて禅的に解決できるか試行(思考)錯誤するブログです。ときどき禅的に考えない場合があります。

ひとりごとを禅的に考えたらこうなった。

ひとりっ子だからなのかわからないけれど、

てらこはよくひとりごとを言います。

f:id:terasophy:20150629213644p:plain

 仕事をしている時も、
「間違えた」「えーとなんだっけ」
とか普通に言っています。
 
一緒に働いている人にはどう思われているかは関係ない。
「またしゃべってるな」
と思われているとは思います。
でも、そんなこと、気にしないもん。
 
 
 
 

精神がふ、不安定だ……と……

ちょっとしらべたら、こんなまとめがあった。

 
ひとりごとを言ってしまう人の心理は、
精神の安定を保とうとしているようです。

 

ちょっと待ってください!!

てらこ、ちっちゃな時からひとりごとが多いんですよ。

じゃあ、ちっちゃな時から精神不安定だってことですか!!

 

やめてください。

てらこは元気です。(たぶん

 

 独り言の心理は自分の頭の中の考えが思わず口から出てしまうということです。

 

ほとんどこれです。
決して、目に見えない人とお話はしていません。
たまに駅でそういうコトをしている人を見かける程度です。
 

呼吸を整えること

数年前に、高野山の宿坊で阿字観体験をしました。

 

 

f:id:terasophy:20150629222049j:plain梵字の「あ」

「(梵字の)あああああ」

と声に出すことで呼吸を整えて、瞑想状態に入ります。

 

もちろんなにも考えず、

脳幹からの指令で、ぽん、と思ったことを

言葉として発してしまうこととはまったく違います。

 

ただ、この「声を出す」ということは、

呼吸を整えることにつながるのかなと考えます。

 

「呼吸を整えること」と「精神を安定させる」は

イコールの関係にある。

 

呼吸が極端に早かったり遅かったりすると、

体がしんどくなりますよね。

深呼吸をすると、呼吸が安定して、

気持ちが落ち着く。

 

ひとりごとを言うと、気持ちが落ち着く。

 

本当に、ひとりごとを言うのは、

気持ちを落ち着かせる効果があるのでしょうね。

 

これからもひとりごとを言い続けようと思います!

がんばるぞ!(え

 

 

呼吸の本

呼吸の本

 

 

ひとりごとは、ほどほどに。

 

おわり。

 

 

お散歩を禅的に考えたらこうなった。

今日はいいお天気でしたね。

 

昼過ぎにむくりと起きだし、

朝昼兼用のごはんを食べ、

そこまで言って委員会を見てから、

さー、コーヒーを飲みながら本を読みに行こうと

いつもなら自転車ですすーいと行くところを、

ひと駅歩くことにしました。

 

いつもの道をテコテコ歩く。

いつもなら目に入らないお店や看板が目につく。

いつもなら感じない空気感を感じる。

 

お散歩は、日常の中に、

ちょっとしたスパイスを与えてくれます。

 

普段いかに、何も見ていないか。

ということがよくわかります。

 

散歩は瞑想に近いかも。

スポーツとしての散歩をする方もいらっしゃると思いますが、

てらこは瞑想に近いお散歩をします。

 

最近、マインドフルネスやヴィパッサナー瞑想

流行っていると言われています。

 

ヴィパッサナー瞑想を本格的に学んだことはないのですが、

本で読んで、ほんの少しだけ取り入れています。

 

右足が動いているな。

足の裏が地面を感じているな。

目がトラックを見ているな。

などなど。

 

毎回毎回足を動かす度に何かを見る度に、

実況中継をしているわけではないですが、

このように少しだけ自分の身体を感じることで、

ほんの少し、豊かな心が育まれる感じがします。

 

本当ならきちんとヴィパッサナー瞑想をできるといいのですが、

目的は散歩後にコーヒーを飲みながら、

本を読むことですから。

そのための散歩なので、この程度で構いません。

 

今日は、愛読書のサンガジャパンがお供でした。

サンガジャパンVol.20

サンガジャパンVol.20

 

 ちょうど「瞑想ってなんだろう?」という特集が

組まれていました。

 

自分の身体の声と一緒にお散歩するのも

楽しいものです。

ぜひ、お試しあれ。

 

おわり。

キライなことを禅的に考えてみたらこうなった。

キライなこと。

少ないほうがいいけれど、

どうしてもキライ・気に食わない

ということは出てきます。

 

 

kotobank.jp

 

kotobank.jp

 

 

この世の中は、キライ・気に食わないことにあふれています。

ネガティブなニュースがあふれています。

中には「ほんわか」するような話もあるし、

感動話もあふれています。

 

世の中は相反するものばかり。

 

いいところもあるし、わるいところもあって、

成り立っている。

すべて完璧なんてありえない。

 

有名な心理学のお話で、

『欠けたドーナツ』のお話を聴いたことのある方は

多いと思います。

 

f:id:terasophy:20150627160505p:plain

 

オールドファッションです。どやぁ

一口、てらこが食べました。欠けてます。

本当は大好きなオールドファッションのチョコにしようと

チョコがけをちょっとだけ試したんだけど、

チョコがけって難しいね。くやしい。

 

たいていの人は、一部が欠けたドーナツを見ると、

欠けたところが目についてしまって、

他のところに目がいかなくなるという心理が働いてしまいます。

 

ということは。

 

人になぞらえると、

欠点ばかりが目についてしまって、

他のたくさんあるいいことに目がいかない。

 

生きていくうえで、

どうしてもイヤなことや不愉快なことがあります。

それを裏返したり、角度を変えたりして

違う視点から見ることで、

イヤだな、不愉快だなという感情を

和らげることができるのかもしれません。

 

禅的に考えると・・・

 只其の人の徳を取て失を取ることなかれ。

君子は徳を取て失を取らずと云ふは、此の心ろなり。

 

 曹洞宗始祖の道元禅師の言葉を、弟子である懐奘が筆録した

正法眼蔵随聞記」から。

 

 

正法眼蔵随聞記 (ちくま学芸文庫)

正法眼蔵随聞記 (ちくま学芸文庫)

 

 

誰でも長所と短所があるので、長所をよく見て、短所ばかりを見るのはやめようね。

賢い人は、長所を見て短所を見ないんだよ。(てらこ超訳

 

人の欠点ばかり見ていると、

他人からも欠点ばかり見られるようになりますから。

 

キライなことをなくすことはできないから

なにごともほどほどに。

 

おわり。